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「エアロースター」開発ストーリー

エアフライヤーの唐揚げ、本当に美味しいですか?

こんにちは。ネオトーキョー株式会社 代表の菅谷と申します。
今日は「エアロースター」が生まれたきっかけをお話させてください。

それは、肉が最後まで食べられなくなったことからでした。

ある程度年齢を重ねた方ならご理解いただけるでしょう。あれほど好きだった焼き肉やステーキが最後まで食べられない。
コース料理になると、もう最後のほうは「うぇっ」となってしまいます。
特に脂が多い肉はとても完食できません。

そんな時見つけたのがエアフライヤー(ノンフライヤー)。唐揚げ等の揚げ物が油なしで作れる!これは良いのでは?
海外ではエアフライヤーがかなり普及しているということも知り、さっそく買ってみました。

日本でエアフライヤーというと、まずは唐揚げとされています。私もそれに倣い、まずは唐揚げにチャレンジしました。

しかしどうも様子がおかしい。油を使わないはずが、レシピには「衣にオイルスプレーで油を吹き付ける」とあります。
これをやらないと美味しくない、らしいので、不思議に思いながらオイルスプレーを吹いて焼いてみました。

さて唐揚げができ、実食。
最初のひと口で「ああ、これは唐揚げのような別の何かだな」と思いました。別の何かというか、劣化版唐揚げです。
一緒に食べた妻も同じような感想でした。
まあ、まずくはない。

次の定番とされている冷凍ポテト。
スーパーで買ってきて作ってみました。

これもまあ悪くない。しかしこれ、わざわざ作るほどのものですかね?という感想。
妻に至っては「体に悪いから」と見向きもしません。

エアフライヤー、買って失敗したかなと思いました。しかし捨てるのももったいない。
鶏肉がまだ残っているし、面倒だからこのまま塩コショウで焼いてみるか。
温度と時間が見当付かないので、AIにも相談しながらレシピを作ってみました。

実際に作ってみてびっくり。
先述の唐揚げもどきより、はるかに美味しい!

しかも途中で「うぇっ」となることもなく完食できました。
エアフライヤーのバスケットの底を見ると、肉から落ちた脂がゆらゆら揺れています。網の上で焼かれるので、自然に脂が落ちるんですね。

これは面白いということで、海外のレシピも参考にしながら他の料理を考え、実際に作ってみました。
面倒な料理はしたくないので、男の料理っぽい豪快なものを。ということでステーキや焼き肉、ローストチキン等を作って実食。

うん、これは美味い!
脂っこさが減って、これなら最後まで食べられる。
しかも簡単で、後片付けも楽。

そこで気付いたのが、市販のエアフライヤーの多くには窓がないこと。
既存のレシピをそのまま再現するだけなら良いのですが、私のように新たなレシピを作ろうとすると、焼き加減が分からず不便で仕方がない。
あとデザインもどうも無骨でパッとしない。

そこでエアフライヤーを作っている海外の工場を探し、窓があり、キッチンに置いても違和感のないデザインのサンプルを作ってもらいました。
仕事柄、もともとそのような海外工場とのやり取りを日常的にしていますので、そういったことは全く苦になりません。

出来上がった窓付きエアフライヤーは、やはりとても使いやすいものでした。
先述の通り、レシピ通り作るなら窓がなくてもまあ構わないのかもしれません。しかし新たなレシピを作るとなると、何度で何分が適切かを把握するために、焼き加減の分かる窓のありなしは大きな違いです。

また窓から確認することで、よくエアフライヤーの調理動画で見かける、網の上にエアフライヤー用紙を敷くやり方が実はよろしくないという点も発見しました。

調理中は熱風が当たりますから、紙が風で巻き上げられてしまうのです。上の熱源に紙が当たると、最悪燃えてしまいます。多分窓がないエアフライヤーを使っている方は気付いていないと思いますが、窓から見ていると、紙が思い切り巻き上がって結構怖い感じです。

さらに脂が落とせ、下からも網越しの熱風で360度まんべんなく焼けるのがエアフライヤーのメリットなのに、網の上に紙を敷いたらそれらのメリットが失われてしまいます。

ですから用紙はバスケットの底に敷くのが正解。
これなら調理中の巻き上げもないし、食材にまんべんなく熱風を当てられ脂も落とせる。
落ちた脂はほぼすべて受け止められるので、後片付けも簡単。
こんなことも、調理の様子を窓からずっと確認していたからこそ理解できたことでした。

用紙があると後片付けも簡単になります。これは専用品があった方がいいな、と思い紙工場を探し、ちょうどいいサイズの用紙を作ってもらいました。

並行して、新たなレシピも開発していきました。海外のエアフライヤーレシピもヒントに、実際に作って温度や時間を調整していきました。

実際に作ってみると、わずか20℃、数分の違いで仕上がりが大きく変わります。試行錯誤し、表面をあぶって焼き色を付けたければ高温短時間、厚みがあり中まで熱を通したければ低温長時間。これが基本だと分かってきました。

製品にもこういった点をひとつひとつ、フィードバックして開発を進めました。

たくさんのレシピを作ってみて分かったのは、エアフライヤーは食材をそのまま焼く、のような調理が一番美味しいということ。余計なモノを付けず簡単な味付けだけで素材ポン焼き、それが一番美味い。

先述の唐揚げもどきみたいなのは、わざわざ素材に片栗粉を付け、そのうえ油まで吹き付けて作るわけです。脂が落ちるのがメリットなのに、わざわざ油を付け、落ちないように衣まで付けている。自分でレシピを作れるようになると、もう不可解極まりない。

さらにレシピ作りも慣れてくると、同じ料理でも手順を変えることで、洗い物をどんどん減らせます。後片付けが楽なのもエアフライヤーのメリットなので、できればもっと楽にしたい。

お皿を洗って、後片付けが終わるまでが料理ですからね。先述の用紙や耐熱容器も使うことで、どんどん楽で美味しいレシピが増えていきます。
気が付けば、レシピの数はあっという間に100近くになっていました。

ここまでやったら、世に出さないのはもったいない。
それがこの「エアロースター」です。

エアフライヤーの調理原理は「熱風を食材に吹き付ける」というもの。
つまり本質は揚げ物(フライ)ではなく、あぶり焼き。ローストなのです。

エアフライヤーで、無理に唐揚げを再現する必要はありません。
肉や魚、野菜など、素材そのものを熱風で焼く。余分な脂を落としながら、簡単に美味しく仕上げる。
それこそが、この調理器具の本当の得意分野なのではないか。

だから私たちは、これを「エアフライヤー」ではなく、「エアロースター」と名付けました。

余談ですが、「ノンフライヤー」というのは日本のみの呼称で、世界的には「エアフライヤー」と呼ばれています。エアフライヤーが日本で売り出された当初、主にマーケティング的な理由で「油で揚げない」という特徴を強調するために「ノンフライヤー」として売り出されたのが発端です。日本でエアフライヤー料理というとまず唐揚げ等の揚げ物の代替品になってしまったのは、この呼称のせいもあるでしょうね。

エアロースターのレシピは、その調理原理をもっとも活かせるものを中心に考案しています。
今後も新たなレシピをどんどん制作、発表してまいります。

いずれは私たちだけでなく、エアロースターを使う皆さんからも、新しいレシピが次々に生まれたら面白いですね!
そんな日が来るのを楽しみにしています。

ネオトーキョー株式会社
代表取締役
菅谷義博


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