冬は温度管理が重要
植物栽培の重要な要素は次の4つです。
①光
②水
③肥料
④温度
このうち光、水、肥料は水の庭を正しく使用すれば大きな失敗はまずありません。つまり積極的に管理する必要があるのは「温度」のみということになります。
生育適温を把握
最適な温度は、植物の種類によりまったく異なります。ですからまずは栽培する植物の発芽適温、生育適温を調べましょう。
通常はタネの製品袋に適切な温度情報が記載されていますので、まずはそちらを確認しましょう。例えば同じバジルでも品種により最適な温度は微妙に異なりますので、そのタネの推奨温度を確認する必要があります。

ただし最適温度はあくまで最適というもので、その温度でなければ必ずしも育たない、ということはありません。日々植物の様子に気を配ることで、多少の低温下でも生育させることができます。
とはいえ温度が低いと、多くの場合生育速度は遅くなります。また光合成の効率が下がるために葉焼けも起きやすくなりますので、その点は注意してください。水やり水替えの際も、人肌程度に生ぬるくした水で行うことをおすすめします。
置き場所を考える
「水の庭」による栽培の場合は、温度管理という観点では窓際よりむしろ部屋の奥まった場所の方がおすすめです。
一般の植物は日当たりの良い窓際に置きがちで、確かに窓際は日も当たりますし温度も上がります。ただしこれは昼間の話で、夜になるとガラス越しの冷気が入りますので奥まった場所よりむしろ寒くなります。寒暖の差が激しいと人間も風邪をひきやすくなるのと同様、植物にとっても良い環境ではありません。
ただし奥まった場所と言っても人があまり出入りしないような場所ですと、暖房もないことが多く平均温度自体が大きく下がりがちです。人がいる時間が長い、暖房がある部屋の窓際でない奥まった場所がベストポジションと言えます。
なおこちらの水の庭師 Instagramでは、東京都内の一戸建てのデスクワークを行う部屋で栽培を行っています。暖房は使っていますがごく一般的な程度で、深夜は切っています。もちろん温室等の特殊な設備は使っていません。それでも真冬にプチトマト、イチゴ、鷹の爪(唐辛子)といった一般的には暑い時期に栽培する植物が栽培できています。人間にとって快適な気温なら植物にとってもだいたい快適、くらいの大雑把な感覚でやってもめったに枯らすことはありません。
もちろん季節外れの栽培はある程度の注意が必要ですが、それでも通常の栽培方法と比べると水の庭による水耕栽培は圧倒的に楽です。ぜひ取り組んでみてください。

